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2011年7月3日日曜日

OA機器、複合機の節電、スリープモード1分の危険性

各社の複合機、OA機器の節電方法のページを見ると、こぞって、スリープモードに移行する時間を短くしましょうと出ています。

本当にそうなんでしょうか。

このスリープモードというのは曲者で、印刷や、コピーを開始してから、紙が出てくるまでの時間を最短にするために、スリープモードから復帰するときに、フルパワーでヒーターランプを点灯させます。
通常、フルパワーで、1500W程度です。通常のオフィスでブレーカーが落ちない、ぎりぎりの15Aの電流が流れます。

フルパワーでヒーターランプを点灯させると、停止していると定着ローラーがメルトダウンしてしまうので、機械もフルパワー全開でモータを回します。もちろん冷却ファンも急速冷却モードです。

もし、スリープ移行時間を1分に設定したとしましょう。

Aさんがプリント指示を出しました。その信号を受けて、機械はフルパワー全開モードで印刷可能状態に短時間で復帰しようとします。この時一時的に2分程度、最大電流が流れます。
プリントが終了し、紙の通過により温度が下がった定着装置をReady状態に持っていくために、プリント終了後、しばらく、定着温度安定化モードに入ります。

Aさんがプリントして、約3分後に、再度スリープモードに入ります。
ここで、1分ほどで、定着部の温度が急激に下がります。
ここで、Bさんが別の印刷を開始したとします。

また、機械はフルパワー全開モードで定着部を印刷可能なレベルまで温度を上げます。

結局、1分でスリープモードに入るように設定して、例えば5分程度に一度、だれかが印刷すると、スリープモードにしない設定にしていた場合よりも、はるかに多くの電力を消費してしまいます。

普通のオフィスなら10分に一人くらい印刷する場合はスリープモードは百害あって一利なしだと思います。

特に、オフィスの印刷機器を複合機に集約化しているオフィスなら、スリープモードへの設定は気を付けたほうが良いかと思います。1分なんて設定したら大変なことになります。

20分に一人印刷やコピーをする程度のオフィスなら、10分程度でスリープにしておけば十分でしょう。

スリープモード1分に指定して良いのは、印刷頻度の少ないオフィスのみ有効だと思われます。
とにかく、印刷しない、させない。これが消費電力削減の王道です。

残念なことに、弊社が調査した結果ではほとんどの会社で、大量印刷するユーザーは決まっています。
基幹システム出力など、仕方がない人も居ますが、必ず、なんでもかんでも印刷する困った人は居ます。さらに困ったことに、これらの人に自覚が無いケースがほとんどです。

ですから、躾、警告が必要になってくるのだと思います。

オフィスにおける電力消費 悪者は誰だ

オフィスにおける消費電力、本当に照明が一番悪者なんだろうか。

富士ゼロックスが面白いデータを出しています。

オフィスの消費電力とCO2排出を混同しているものの、おそらく相関性はあると思われます。
空調 44%
照明 22%
コンセント 22%

このコンセントから消費されている電力の内訳は
サーバー81%
OA機器(プリンタ、複合機、ファックス) 10%
ネットワーク機器 7%

こう見ると、サーバーをアウトソーシングするのが一番効きそうですね。でも、これって、付け替えしているだけ?海外のデータセンターを使えば、日本の消費電力からオフバランス化できますね。これは良い考えかも。もっとも、地球温暖化から考えると一考は必要です。

OA機器の消費は照明の約10分の一とのことですね。

でも、OA機器の消費電力は印刷量によって、大幅に変わります。印刷する量が多いと、定着ヒーターの電源が入りますので、一気に1500Wを消費し始めます。
社内で複数のプリント装置がバンバン動いていたら、照明どろこではない電力を消費します。

ということはやはり、印刷しない。というのが最も節電に効果的ということになります。

こう考えてみると、わが社の取り組み、「管理と躾でプリント削減」というのがいよいよ企業でも意味を持ってきますね。

ぜひ、弊社のマルチベンダー対応のツールを検討してもらいたいものです。

COSY プリントジョブモニター5.0
ペーパーカットNG

2011年6月19日日曜日

OA機器の電力削減

この夏、危機的な電力消費削減が叫ばれています。
今回は、オフィスにある、OA機器、プリンタ、コピー機、FAXにおける節電について書いてみます。

そもそも、コピー機やプリンタがどのくらい電力を消費しているのでしょう。
通常、いわゆるデジタル複合機と呼ばれる機器は設計上、100V、15A を超えないように設計しています。つまり、最大で1500Wに収まるように設計されています。
通常の事務所のコンセントの定格が15AがMaxだからです。

消費電力の計算はP=VIですから、100VX15A=1500Wとなります。これは電子レンジがフルに動いている時よりも電力を消費していることになります。
ただ、複合機の場合、常に1500W消費しているかと言えばそうではなく、実際に紙に印字し、定着するときに最も電力を消費し、一定時間、印刷していない時はスリープモードに入ります。このあたりはエナジースターで規定された基準をクリアしているはずです。

ということは、電源を入れていても、印刷しなければ、そんなに電力消費しないことになります。
つまり、印刷枚数削減することが最も電力を削減するために効果があるということになります。

それでは、大きな複合機で印刷するよりも小型のLBPで印刷するほうが節電になるのでしょうか。
これも一概には言えません。小型の低速プリンタでも、印刷時は1200W程度消費するからです。確かに現在、省エネ化は進んできており、スリープ、待機時は数ワットというプリンタが多く出てきています。しかし、頻繁に印刷すると、小型の機械ですら1200Wも消費してしまうのです。
しかし、確実に言えることは、A4の印刷がほとんどなら、A3の複合機よりも、A4の単機能プリンタで出力するほうが、電力は少なくて済みます。

FAXを複合機から出力しているケースへどうでしょう。スリープモードから復帰したとたんに消費電力が上がってしまいます。単発的にかなり頻繁にFAXを受信するなら、確実にインクジェットなどの機械のほうが消費電力が小さくて済みます。

FAX受信枚数が膨大でないなら、インクジェットや感熱FAXを使う方が消費電力を削減できます。

いくら待機電力が低いと言っても、台数が多いと、事務所トータルでの電力消費は大きくなってしまいます。全体最適をはからなければなりません。

COSYでは現在のOA機器の使用状態を各種ツールを使って、測定し、最適な印刷機器の設置を提案するというサービスを行っております。ぜひ、一度お問い合わせください。

また、COSY Print Job Monitorなど、実際の印刷環境を測定して、最適環境を構築する元データにすることもできます。