2010年11月21日日曜日

Black Rock 人口衛星実験装置打ち上げプロジェクト

最近、就職など、大変な学生たちに、ちょっとメッセージ!

最近日本の会社が元気無いけれど、日本の技術者魂は健在です。
このビデオで出てくる、Arlissは世界各国からの学生による衛生実験プロジェクト。日本からも、大学の工学部、高専から参加しています。
2008年には、私も空庵のメンバーとともに参加したのですが、2009年は参加できませんでした。
空庵は東京大学の技術をもとに、実験用の人工衛星開発ユニットを開発している関西の会社で面白い女性社長のもと、日本最先端の技術者が結集しています。



2008年版です。
私も参加しています。打ち上げ前のスピーチまでさせてもらいました。

2010年11月20日土曜日

立教大学、国際経営学科で講義を行ってきました。

東京、池袋にある、立教大学の経営学部国際経営学科のInnovation Management の講座でゲストスピーカーとして、90分ほど英語で講義をしてきました。
国際経営学科は英語で履修することができ、日本語ができなくても、日本の経営が学べるというユニークな取り組みを行っています。

受講生は70人程度で、その1/4程度が外国人留学生、日本人の学生はほぼ留学、海外生活経験ありということもあり、最初から、最後の質疑応答まで英語の講義となりました。久しぶりの英語のスピーチなので、緊張しましたが、授業最後のQ&Aではたくさんの留学生からの質問を受け、授業時間が終わっても、質問が続くなど、たいへん、刺激的な時間を過ごすことができました。井口先生ありがとうございました。
当日のプレゼン資料は一部抜粋して、このブログの下のほうに添付しています。

立教大学は一歩、敷地内に入ると、海外の大学のような煉瓦造りの校舎、紅葉した木々、すごく、良い雰囲気でした。こんなところで勉強できる学生がうらやましいです。

今回はシリコンバレーの技術開発マネジメントと日本の比較を中心に講義したのですが、大学卒業して、すぐ職がないのはむしろシリコンバレーでは当たり前で、こうやって、キャリアパスを築いて行くんだよという話を織り込みながら、話を進めていきました。

就職難で学生たちも大変ですが、ぜひ、気落ちすることなく、あらゆる可能性を求めて、がんばってもらいたいものです。

2010年11月3日水曜日

警察庁の情報漏えい

これは、おそらく、プリンターで出力したものを複合機などで、スキャンして漏えいさせたか、Print to PDF機能を使って電子文書の複製を行ったのではないか。

私もことあるごとに、デジタル複合機やプリンターからの情報管理の徹底を説いてきたが、反応は鈍いものだった。デジタル複合機が市場に普及し、何年もたっていることを考えると、すでに機密情報がそこらじゅうに漏えいしていると考えるのが自然だろう。
もう手遅れなのかもしれない。

デジタル複合機のスキャン、プリント機能をいくつかあげておきたい。
* Scan to ftp
* Scan to SMB
* Scan to e-mail
* Scan to Telephone line -> Internet FAX
* Scan to IP protocol
* Print spooler management tool
* 再印刷PDLデータ保持機能
* Print Routing 機能
* Documet routerツール
* 複合機管理者機能、外部リモートメンテナンスツール

これらの最新機能を使えば、漏えいさせた個人特定ができない状態で、情報漏えいさせることは、簡単である。
送信した記録は残るかもしれないが、だれが送ったのかはわからない。外部犯行も十分考えられる。清掃係として侵入し、キャビネットに入っているファイルをはずし、複合機のスキャナにかければ、毎分50ページ超のスピードで外部送信が可能になるからである。

事務機業界もこの部分の啓蒙を怠っていたと言われるかもしれないが、機密文書を扱っているユーザーがしっかり確認をとるべきであり、今回の事件はこの部分のいい加減さが問題になるのではないだろうか。