2011年5月28日土曜日

関西学院大学、丸の内講座、後期にて講義をすることになりました。

今回は「国際ビジネス」についての講義です。

昨今、海外との取引は当たり前のようになってきていますし、海外駐在に出られる人も多くなってきています。最近の傾向としては、以前は、欧米が突出して多かったのですが、より、アジア地域への海外駐在が増えてきています。また、出張ベースで行かれる人も増えています。

本講座は、特に、若手、中堅の方を対象にした、海外へ行く場合の心構え、など、入門編として提供します。

詳しくは8月ごろ配布される、関西学院大学、丸の内講座パンフレットをご覧ください。
全6回、週一回2時間、6週間で終了です。
終了された方には関西学院大学から、丸の内講座、修了証をもらえます。
受講料はまだ、未定ですが23000円程度です。
関西学院卒業生の方は割引があります。もちろん、出身学校など、関係ありませんので、どしどしご参加お願いいたします。

2011年5月16日月曜日

起業バカ

最近、本屋で「起業バカ」という本を立ち読みしました。
「お、このバカは俺の事かあ」と思わず思ってしまいました。

企業に勤めていれば良いのに、みょうな自信、おごりで、勢いで独立してしまう。
ほとんどの場合は撃沈。

確かに、独立したときはかなり安易に成功するもんだと思っていたきらいがあります。

これから独立しようとしているあなた!じっくり考えましょう。

アップアップしながら、気が付いたら5年。

いやー、大変でした。いや、今でも大変。起業は思ったより大変です。好き好んでこんなことやっている自分がバカに見えるときもあります。よー頑張ったと思うときもあります。
まあ、これが人生なんでしょう。
楽しみましょう!

最近の原発事故に関するリスクマネジメントに思うこと

「絶対安全だと言ったじゃないか。」と原発を非難する人たちは言っているようですが、そもそも、世の中に絶対安全なんてものはあり得ないことは理解されているのだろうか。例えば自動車が絶対安全だなんて、だれも思っていないし、それでも利便性のため、運転している。多くの人にとって、ドライブは楽しみでさえもある。

一般に最悪の事態が発生しないように、管理するのがリスクマネジメントです。また、最悪の事態が発生した場合、どういう行動をとるかという行動計画を含んだ計画管理を危機管理(クライシスマネジメント)と呼び、分けて考えられています。

なるべく発生しないようにというのは確率論の話であり、通常、リスク値は確率と被害の度合いの関数で見積もられます。最悪の事態が発生したときにどういう行動をとるか、これが危機管理です。

リスクマネジメントと危機管理は似ていますが、異なります。発生確率と、被害度合いを下げるように経済効果を考えながら、マネジメントしていくリスクマネジメントに対して、危機管理は望ましくない最悪の事態が発生した場合にどういう行動をとる。そのためにどんな準備、行動計画を作っておくかということに重点を置いて考えられます。

今回の事故はリスクマネジメントはやっていたが、危機管理(クライシスマネジメント)が出来ていなかったということでしょう。想定の範囲を超えた事態が発生し、一番起こっては困ることが起こってしまったということです。

起こっては困ること=冷却機能が停止し、炉心の温度が上がり、メルトダウンを起こしてしまう。 結果として放射性物質をまき散らすという事態です。

これが発生してしまったのです。

今回の危機管理としては、非常用電源を原発外部から投入するなど、冷却手段を準備しておくことが出来ていなかった。

今回は発生しなかったが、火災が発生し、全焼することも考えられるわけで、その場合の対処も計画しておかなければならなかったはずです。

しかし、本当は半径50KM以内の住人をすぐさま一時非難させるというのが実は計画として盛り込まれていなければならなかったのではと思われます。
各国公館から、原発事故が起こったとき、すぐさま100Km圏内からの避難指示がでたのは、各国では危機管理マニュアルにそう書いてあったのだと思います。日本だけが、屋内退避というわけのわからない指示を出していました。今回の事例では家に籠った人々に対して食糧輸送計画さえもできてていなかったことも露呈しています。現実問題、家に籠れないなら、避難しかないのです。放射能の半減期から考えても、自明の理だったはずです。

今回想定外としきりに言っていますが、危機管理とはこの想定外のことがおこった場合、どういう行動をとるかが計画されていなかったか、不十分だったということかと思います。住民をどの時点で避難させるかという計画は作っておく必要があったのだと思われます。

想定というのはどんなものでも、設計する場合、前提条件として必要です。これなくして、モノは作れません。費用もいくらかけてよいのかわからなくなります。

想定外のことは確率の程度はあるものの、起こる可能性があると考えるべきです。

問題は起こったときにどうするかの危機管理(クライシスマネジメント)が重要になるということです。
フランスでのサミットで、管首相が絶対安全な原発を。と不可能なことを言っていますが、絶対安全なんてものはあり得ないのです。また、それをめざすと、莫大なお金がかかります。

発電も経済活動の一部である以上、税金を投入して、無制限に安全性を追求するわけには行きません。技術開発や設備にお金をかけるより、むしろ、原発半径30Km以内は居住禁止くらいしなければなりません。

ドラッカーが言っています。
リスクには以下の種類があります。


  1. とるべきリスク

  2. とってはならないリスク


  3. とらないことによるリスク

ひょっとしたら、原発を建設するというのは地震大国である日本では、とってはならないリスクなのかもしれません。










2011年5月15日日曜日

関西学院大学丸の内講座、受講生の集いに行ってきました。

昨日、関西学院大学丸の内講座の受講生OB,OGの会に参加してきました。
僭越ながら、講師代表として、乾杯の音頭をとらせていただきました。

とても便利な東京駅、サピアタワーで開講している、社会人向けのビジネス講座です。
昨年に続いて、今年の後期(秋~冬)のコースで講師をすることになりました。

2011年5月6日金曜日

人の処遇について思うこと

COSYは少ない人数ならが、少数精鋭で事業を行っています。

世の中、実力主義、成果主義などと言われていますが、今後もCOSYではチームドリブンでやって行こうと思っています。

プロジェクトチーム全体の成果はきっちり見て行くのですが、そのチームのメンバーひとりひとりの成績については精査することはありません。
チームの中で能力の個人差があるのは仕方がないことです。
その個人差を見つけて、処遇に差をつけたところで、あまり意味はありません。また、売上以外のその人の良い影響というのはなかなか測れるものではありません。
誰しも、得意不得意もあります。
チームの中で、足りないところをみんなで補って、結果として、想定していた、もしくはそれ以上の成果をあげればそれで良いわけです。
まだまだ、経験不足で実力不足でも、他のチームメンバーが教える、指導する、激励する。これにより、人はどんどん伸びるはずです。
もし、チームとして、成果が出ていないのであれば、それはほぼ間違いなく経営者の問題です。

このことを肝に銘じて頑張ってゆかねばと思う今日この頃です。