2011年9月3日土曜日

政府は円高対策を重点施策とすると言っているが。。。

政府は円高対策を重点施策とすると言っているが、何をする気なのでしょうか。

どうやら、先日、急速に円高が進んだとき、政府は市場最大の円売りドル買いオペレーションを行ったようだ、たしかに一時的に円高に振れたが、すぐ、元の75円台に戻ってしまった。
そのために使われた金額は膨大な額に上っている。

日本の多くの経済学者が太平洋に目薬を落とすようなもんだと言っているように、焼石に水なのは、わかっているくせに、世論を恐れてやったようにも見える。

そもそも、やらなければならないのは、円安にするのではなく、一ドル75円でも日本が稼げる体制を早く作ることだろう。

ドルを買った、このお金をなぜ、国内産業の育成に使わないのか。研究開発助成金も削られたまま。

ドル買いオペはどうせ、一ドル50円に落ちる、ドルに両替したところで、ムダ金になるのは目に見えているのに。

メーカーが海外に出てしまうので空洞化すると言うけれど、それはもう止めようが無いのはみんなわかっている事だと思う。出ていける産業は出ていけば良いのだと思います。

国内で稼げる新産業を作らなければと、いろいろな学識者が言っています。

一つ提案があります。

メーカーの垣根を越えて、第一級のエンジニアを集め、世界一の車を作る。世界一のプリンタを作る。これを国家プロジェクトでやるのです。
日本が本当に技術立国と言うのならそれを示す必要があります。

はやぶさのような成功もありますが、ここ10年、私が思うに日本の技術は衰退しています。
技術者のスーパードリームチームを作り、そこに政府が潤沢な開発費を与えるのです。各産業のフラッグシップ的な製品を開発するプロジェクトを作り、日本国民の自信を回復するとともに、本当の意味での技術立国をめざすべきでしょう。

技術の世界に居ない、一般の人は日本は最先端の技術立国だと思っているきらいがあるようですが、実はもう、そのポジションからは脱落しているのです。アメリカのアップルが開発した、iPhone,iPad,iMacがただ単にアイデアが良いだけの商品で、日本メーカーでもジョブスのようなアイデアマンが居たら作れたのでしょうか。
答はノーだと思います。技術力が無いのです。グラフィックス技術、マイクロプロセッサ技術、どれをとっても、負けていたはずです。

日本は結局人材しか居ない、資源の無い国です。国家プロジェクトとして、ぜひ、スーパーエンジニアで構成される、ドリームチームを作ってもらいたい。企業はそのための人材を出してほしい。


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