2012年6月17日日曜日

先日、求人のために、ハローワークへ行ってきました。
職員と話していると、????の部分もちらほら。

求人票を書くとき、昼休みは1時間ですね。と言われて、え、そんなに長く休むんですか?と思わず言ってしまった。
(あこぎな経営者と思われただろうか。。。)

たとえば昼を挟んで10時から3時のパートの場合、昼休み1時間を引かれたら、労働時間は4時間
それなら、10時から2時まで働いて、さっさと帰るか、ぶっ続けで3時までやって5時間分の時給をもらったほうが良いような気がします。

昔、駆け出しのエンジニアをやっていたとき、毎日毎日、残業、残業で、大変でした。
その当時の係長が「労働量保存の法則」というのをよく言っていました。
長時間働いても、定時で終わっても、生み出した成果は変わらない。と、個人的には思ってるんだけどな、これを俺は、労働量保存の法則と言っているんだ。でも残業したらしただけの成果もあるわけだ。ということで、残業してくれ。と言っていました。

日本の多くの会社でも、労働量保存の法則は実は真理で、朝来て、今日もどうせ、夜10時まで帰れないと思うと、ダラダラと仕事をしてしまうし、5時に終わってデートだと思えば、同じ仕事を5時までに片付けようと頑張る。

問題なのは、夕方から会議を開始したり、残業時間になって、あいつがいないから、仕事にならなかったと、次の日嫌味をいわれたり、そういう、会社環境だと思う。

このような会社のしきたりを変えていくのは経営者の仕事。
実は当の私も、アメリカから帰国後、日本の会社文化に流されて、ダラダラ、長時間会議につきあったり、夜遅くまで残っていたり、間延びした仕事スタイルが身についてきていたというのをしみじみ感じています。これじゃあだめです。

人の集中できる時間が限られていることを考えると、一人の労働時間は5~6時間くらいにして、むしろ人を増やして、ローテーション勤務制を引くほうが、良いのかもしれません。
また、遅くなる日があっても、短時間で帰る日があっても良い。フレックス労働と短時間労働スタッフなど、ワークスタイルに合わせて自由度を上げていくのが良いような気もします。
COSYのような業態の場合、管理しない、業績や会社風土向上に貢献してくれれば、労働形態、時間は気にしないというのが究極の労働体制だと思います。

給料は会社の儲けが出なければ、増やせませんが、労働形態の自由度で良い人を引き付ける。それによって、業績が上がれば、それを還元する。というサイクルが回っていくと、会社もうまく行くようになるのではと思っています。

サラリーマンを辞めた時、可能性のひとつとして、ニュージーランド移住を考えていました。
首尾よく技術者としての労働ビザもおりました。諸般の事情でニュージーランド行きより、日本でがんばることにしましたが、当時のニュージーランド政府は優秀な人に移民で来てもらいたい、でも、自国の一般的な給与水準は低い。でも美しい自然と、ライフスタイルに魅力を感じてもらい、ぜひ、来てもらいたいということを言っていました。

COSYも小さな会社で、現時点では決して待遇は良くありません。でも、会社風土、ライフスタイルとの適合性などから、良い人が居ついてくれるようにしていきたいと思っています。
ニュージーランド方式、もしくはKiwiスタイルです。

良い人が居ついて、喜々として仕事をすれば、業績が上がらないわけがない、風土、社員が良くなると、COSYと付き合いたいと思う会社も増えてくる。そうなると、業績が上がってみんなに還元できる。この良いサイクルを早く作れるように頑張っていきたいものです。
今の多くの大手企業ではみんなの点数をつけて、多面的評価だと言って、部下に上司の採点をさせたり、業績が悪くなったからとリストラしたり、人件費節約だと、同じ仕事なのに給与の違う、派遣で安くすませたり。これでは風土が悪くなり、社員が劣化して業績も下がる。首をかしげるのですが、どうなってるんでしょうねえ。

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